【実体験】お局看護師にターゲットにされた11ヶ月の記録。今だから言える対処法と逃げ出した理由

看護師いじめ
  1. この記事を書くのは、正直とても辛い
  2. なぜ私はお局にターゲットにされたのか
    1. 保育園優先で選んだ3つ目の職場
    2. 入職6ヶ月目、何かがおかしくなった
  3. お局にターゲットにされた11ヶ月の記録
    1. 6ヶ月目:怒鳴られる日々が始まった
    2. 7ヶ月目:言うことが毎日変わる地獄
    3. 8ヶ月目:休憩室に行けなくなった
    4. 9ヶ月目:師長に相談したけれど
    5. 10ヶ月目:夫に相談して、大喧嘩になった
    6. 11ヶ月目:ある日突然、身体が動かなくなった
  4. 退職後:2ヶ月以上、何もできなかった
  5. 今だから言える、お局看護師への対処法
    1. 1. すぐに記録を残す(当時の私はやらなかった)
    2. 2. すぐに信頼できる人に相談する(当時は9ヶ月目まで我慢した)
    3. 3. 転職活動を早めに始める(当時は退職後にやっと始めた)
    4. 4. 労働基準監督署に相談する(当時は退職時に伝えただけ)
    5. 5. 「保育園があるから」という理由で我慢しない(当時の最大の失敗)
    6. 6. 3ヶ月耐えたら、もう逃げていい(当時は11ヶ月も耐えた)
  6. 11ヶ月も耐えてしまった理由
    1. 理由1:保育園を失うことへの恐怖
    2. 理由2:「私が我慢すれば丸く収まる」という思い込み
    3. 理由3:「次が見つかるか分からない」という不安
    4. 理由4:師長が頼りにならなかった
    5. 理由5:心身ともに疲弊して、判断力が落ちていた
  7. 転職活動で救われた言葉
  8. 特養と病院、私に合っていたのは
  9. 同じ悩みを持つあなたへ:今すぐできること
    1. 今すぐできること
  10. まとめ:辞めて、正解でした
  11. 転職活動をスムーズに進めるために

この記事を書くのは、正直とても辛い

この記事は広告を含みます。

この記事を書くのは、正直とても辛いです。

私は、お局看護師にターゲットにされて、11ヶ月間地獄のような日々を過ごしました。毎日怒鳴られ、無視され、休憩室に行くのも怖くなり、最終的には2ヶ月以上引きこもることになりました。

今だから言えます。あの時、もっと早く逃げればよかった。

この記事では、私が11ヶ月間お局にターゲットにされた記録と、当時はできなかったけど今だから言える対処法、そして11ヶ月も耐えてしまった理由を正直に書きます。

なぜ私はお局にターゲットにされたのか

保育園優先で選んだ3つ目の職場

妊娠や出産を経て、私はすでに2回の転職を経験していました。3つ目の職場として特別養護老人ホームを選んだ理由は、正直に言うと

近くに保育園があり、職員は優先的に入れるから

というただそれだけでした。

子どもを預けられる環境が最優先。給与や人間関係よりも、まずはそこでした。

今思えば、この「保育園優先」という選び方が、すべての始まりだったのかもしれません。

病院見学も適当に済ませて、「とりあえず働ければいい」という安易な考えで入職を決めてしまいました。

入職6ヶ月目、何かがおかしくなった

最初の数ヶ月は、普通でした。でも、入職6ヶ月目を過ぎた頃から、お局看護師の様子が徐々におかしくなっていきました。

明らかに私への態度が変わったんです。仕事に文句をつけられるようになりました。それも、明らかに私だけに対して。同じことをしても、他のスタッフには何も言わないのに、私にだけ当たる。

理由は分かりませんでした。何が気に入らなかったのか、今でも分かりません。

お局にターゲットにされやすい人の特徴:

  • 新人や中途採用者(私がそうでした)
  • 大人しくて反論しなさそうな人
  • 若い、または子育て中で弱みがある人
  • お局と違う意見を言った人
  • お局より仕事ができる(と思われた)人

私の場合は、「中途採用」「子育て中」「大人しい性格」という3つが揃っていました。

今思えば、格好のターゲットだったんだと思います。

お局にターゲットにされた11ヶ月の記録

ここからは、私が実際に体験した11ヶ月間の記録を、時系列で正直に書きます。

6ヶ月目:怒鳴られる日々が始まった

何を聞いても、大きな声で怒鳴られるようになりました。

「あなたにはわからないでしょ?この大変さが!」 「やってみれば?」

分からないから聞いているのに、突き放される。毎日が怖かったです。

7ヶ月目:言うことが毎日変わる地獄

もっと辛かったのは、お局の言うことが毎日変わることでした。

昨日は「こうやって」と言われたのに、今日は「なんでそんなやり方するの?」と怒鳴られる。聞き返すと、「そんなことも分からないの?」と鼻で笑われる。

そして、無視。申し送りでも、私にだけ目を合わせない。存在しないかのように扱われました。

お局がよく使うパワハラ手法:

  • 毎日言うことを変えて混乱させる
  • 人前で大声で怒鳴る
  • 無視する、存在しないかのように扱う
  • 他のスタッフの前で馬鹿にする
  • わざと教えない、情報を与えない

私は、これら全てを経験しました。

8ヶ月目:休憩室に行けなくなった

一番辛かったのは、休憩室に行くのが怖くなったことです。

お昼ご飯を食べても、味がしない。「砂を噛む」とは、まさにこのことなんだと思いました。

家に帰っても、疲労感がひどくて、何もやる気が起きませんでした。子どもの顔を見ても、笑えない。「ママ、疲れてるの?」と聞かれるのが、一番辛かったです。

9ヶ月目:師長に相談したけれど

「もう無理かもしれない」そう思って、師長に相談しました。

でも、返ってきた言葉は…

「あの人は躁うつ病で、私もあきらめている。気にしないのが一番よ。」

取り合ってくれませんでした。何も変わりませんでした。

むしろ、相談したことで、さらにお局の態度が悪化した気さえしました。

10ヶ月目:夫に相談して、大喧嘩になった

限界を感じて、夫に相談しました。

「そんなに悩んでるんだったら、やめちゃえば?」

軽く言われました。

「そんな簡単なことじゃない!そんな風に冷たく言わなくてもいいじゃない!」

大喧嘩になりました。

夫は悪気があったわけじゃない。でも、あの時の私には、その言葉が冷たく感じて仕方なかったんです。

その後、夫は反省してくれて、労働基準監督署に相談する方法を調べて、資料を持ってきてくれました。それでも、私には訴える気力もありませんでした。

11ヶ月目:ある日突然、身体が動かなくなった

11ヶ月目のある日、突然、仕事に行けなくなりました。

身体が動かない。朝、起きられない。子どもを保育園に送った後、家に帰って泣きました。

もう限界でした。

退職を決意し、「労働基準監督署に訴えます」と伝えました。そうしたら、急に施設側の対応が変わりました。今さら何?その態度にもムカついて、結局、訴えることもせずに辞めました。

退職後:2ヶ月以上、何もできなかった

退職後、2ヶ月以上、何もできなくなってしまいました。

家事も最低限。子どもと遊ぶ気力もない。ただ、ぼーっとしているだけ。

「こんなはずじゃなかった」そればかり考えていました。

もう誰とも話したくなかった。仕事もしたくなかった。看護師なんて、やめたかった。

でも、どこかで「もう1回、看護師やらないとな」という気持ちもありました。

今だから言える、お局看護師への対処法

当時の私は、何もできませんでした。ただ耐えることしかできなくて、11ヶ月もあの地獄にいました。

でも今なら、違う選択ができる。今だから言える、お局看護師への対処法をお伝えします。

1. すぐに記録を残す(当時の私はやらなかった)

今だから言えること: お局に何か言われたら、その日のうちに記録を残すべきでした。

  • 日付、時間、場所
  • 誰が何を言ったか(できるだけ正確に)
  • 誰が見ていたか(証人)
  • 自分の気持ち

当時の私ができなかった理由: 記録を残す気力もなかったし、「これくらい我慢しなきゃ」と思っていました。でも、これが一番の失敗でした。

記録があれば、労基に相談する時も、退職交渉の時も、有利に進められたはずです。

2. すぐに信頼できる人に相談する(当時は9ヶ月目まで我慢した)

今だから言えること: 6ヶ月目の時点で、誰かに相談すべきでした。

  • 家族(夫)
  • 信頼できる先輩看護師(他の職場の)
  • 転職サイトのアドバイザー
  • 労働基準監督署

当時の私ができなかった理由: 「自分が弱いだけ」「もっと頑張らなきゃ」と思っていました。夫に相談したのも10ヶ月目。遅すぎました。

師長に相談しても無駄だったので、最初から外部に相談すべきでした。

3. 転職活動を早めに始める(当時は退職後にやっと始めた)

今だから言えること: 働きながら転職活動を始めるべきでした。

「次の職場がある」と分かるだけで、心の余裕が全然違います。

当時の私ができなかった理由: 「保育園があるからここを辞められない」という思い込みがありました。でも、実際には他にも保育園はあったし、病児保育という選択肢もありました。

視野が狭くなっていたんです。

4. 労働基準監督署に相談する(当時は退職時に伝えただけ)

今だから言えること: 師長が取り合ってくれなかった時点で、労基に相談すべきでした。

パワハラは違法です。我慢する必要はありません。

当時の私ができなかった理由: 「訴える気力がない」「面倒くさい」「もう関わりたくない」

夫が資料を持ってきてくれたのに、動けませんでした。今思えば、もったいなかったです。

5. 「保育園があるから」という理由で我慢しない(当時の最大の失敗)

今だから言えること: 保育園は、他にもあります。病児保育、一時保育、ファミリーサポート、いろんな選択肢があります。

「ここしかない」という思い込みが、私を11ヶ月も縛りつけました。

当時の私ができなかった理由: 視野が狭くなっていました。「この保育園を失ったら、働けない」と思い込んでいました。

でも、実際に退職して転職活動を始めたら、保育園付きの病院や、融通の利く職場はたくさんありました。

6. 3ヶ月耐えたら、もう逃げていい(当時は11ヶ月も耐えた)

今だから言えること: 3ヶ月耐えて改善しないなら、もうその職場は辞めていい。

私は11ヶ月も耐えましたが、何も変わりませんでした。むしろ悪化しました。

当時の私ができなかった理由: 「もう少し頑張れば、お局の機嫌が良くなるかもしれない」 「私が我慢すれば、丸く収まる」

そんな風に思っていました。でも、お局の機嫌が良くなることは、一度もありませんでした。

11ヶ月も耐えてしまった理由

なぜ私は、11ヶ月も耐えてしまったのか。今だから分かる理由を書きます。

理由1:保育園を失うことへの恐怖

「この職場を辞めたら、保育園に入れられなくなる」という恐怖が、私を縛りつけていました。

でも、実際には他にも選択肢はありました。視野が狭くなっていただけでした。

理由2:「私が我慢すれば丸く収まる」という思い込み

日本人特有の「我慢美徳」が、私を苦しめました。

「もっと頑張らなきゃ」「私が弱いだけ」「逃げるのは恥ずかしい」

でも、我慢しても何も変わりませんでした。お局の態度は悪化する一方でした。

理由3:「次が見つかるか分からない」という不安

転職5回目の今だから言えますが、看護師の求人は本当にたくさんあります。

当時の私は、それを知りませんでした。「次が見つからなかったらどうしよう」という不安で、動けませんでした。

転職サイトを登録して、情報収集をするのも手です。私は、ここから登録しました。自分の条件が合うところがあれば、気持ちも少しは楽になります。

理由4:師長が頼りにならなかった

「師長に相談したのに、取り合ってもらえなかった」

これが、私の心を折りました。「誰も助けてくれない」と思ってしまったんです。

でも、師長がダメなら、外部に相談すればよかった。労基、転職サイト、弁護士。選択肢はありました。

理由5:心身ともに疲弊して、判断力が落ちていた

11ヶ月も耐えているうちに、私の判断力は完全に落ちていました。

「逃げる」という選択肢すら、思いつかなくなっていたんです。疲弊しすぎて、何も考えられなくなっていました。

転職活動で救われた言葉

2ヶ月が過ぎて、少しずつ気持ちが落ち着いてきた頃、転職活動を始めました。

面接で退職理由を聞かれた時、迷いました。でも、正直に話すことにしました。

「人間関係でいろいろありまして…」

実際に言われたこと、やられたことを話しました。

「相手の方は躁うつ病があって、イライラのはけ口にされてしまって…」

面接官の方は、親身に聞いてくれました。そして、こう言ってくれたんです。

「そんなところ、早くやめちゃえばよかったじゃない。」

その言葉に、涙が出ました。私みたいな人間が、転職活動してもいいんだ。そう思えた瞬間でした。

この経験から、私は面接では正直に話すことの大切さを学びました。嘘をつく必要はありません。あなたの辛かった経験を、理解してくれる面接官は必ずいます。

特養と病院、私に合っていたのは

今は、急性期病院の外来でパート勤務をしています。

特養は「生活全般を見る」仕事でした。病気ではなく、日常生活のサポートが中心。でも、急性期病院は「体に起きているあらゆる異変を正常に戻す」診療のお手伝い。毎日、目まぐるしく忙しく働く。

それが、私の性格には合っていたんだと思います。

特養が悪いわけじゃない。ただ、私には合わなかっただけ。そして、お局がいたことが、決定的でした。

職場選びで大切なこと:

  • 自分の性格に合った職場を選ぶ
  • 「保育園があるから」だけで選ばない
  • 病院見学でお局がいないか確認する
  • 転職サイトで内部情報を聞く

私は、これらを全部無視して失敗しました。次の転職では、全部実践しました。

同じ悩みを持つあなたへ:今すぐできること

もし、今、お局にターゲットにされて苦しんでいる看護師さんがいたら、伝えたいです。

我慢しなくていいです。

あなたが悪いわけじゃないです。

逃げることは、悪いことじゃないです。

私も、もっと早く辞めればよかったと思っています。11ヶ月も耐える必要はありませんでした。

「保育園が…」「家族が…」「次が見つかるか…」色々な不安があると思います。

でも、あなたが壊れてしまったら、元も子もありません。

今すぐできること

  1. 今日から記録を始める
    • スマホのメモでもOK
    • 日付、時間、何を言われたか
  2. 信頼できる人に話す
    • 家族、友人、転職サイトのアドバイザー
    • 一人で抱え込まない
  3. 転職サイトに登録する
    • 「次がある」と分かるだけで心が楽になる
    • まずは求人を見るだけでもOK
  4. 3ヶ月耐えたら、逃げる準備を始める
    • 改善しないなら、その職場は辞めていい
    • あなたの心と体の方が大事
  5. 労基に相談する(無料)
    • パワハラは違法
    • 我慢する必要はない

まとめ:辞めて、正解でした

辞めて、正解でした。

あの時、「保育園が見つからないから」と我慢して、働き続けていたら、私はもっと壊れていたと思います。

子どもに笑顔を見せられなかった自分を、今でも責めてしまうことがあります。でも、あの職場から離れたからこそ、今の私がいます。

この記事を読んでくれた方へ。もし、少しでも「自分と同じだ」と思ったら、それだけで私は嬉しいです。

あなたは一人じゃありません。

我慢しなくていい。逃げていい。次の職場はある。

転職5回の私が、心から伝えたいことです。


転職活動をスムーズに進めるために

実は、私のまわりの看護師仲間は、けっこう【MCナースネット】に登録してる人が多かったです。

派遣や単発の求人が多いし、時給も「え、そんなに…?」ってなるレベルで高いのが多い。いきなり転職じゃなくて、まずは求人だけ見るっていう使い方もできます。

転職サイトのアドバイザーに相談すると:

  • お局がいない職場の情報が聞ける
  • 保育園付き・託児所付きの求人を紹介してもらえる
  • 面接対策で、退職理由の伝え方を教えてもらえる
  • 「次がある」と分かるだけで、心が楽になる

当時の私も、もっと早く転職サイトに相談していれば、11ヶ月も耐えることはなかったと思います。

迷ったら、まずは”見るだけ”で大丈夫です。自分に合う働き方が見つかると、本当に楽になります。


コメント

タイトルとURLをコピーしました