この記事を書くのは、正直とても辛い
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この記事を書くのは、正直とても辛いです。
でも、同じような状況で苦しんでいる看護師さんに、少しでも「自分だけじゃないんだ」と思ってもらえたらと思い、書くことにしました。
私は、お局看護師にターゲットにされて、11ヶ月間地獄のような日々を過ごしました。毎日怒鳴られ、無視され、休憩室に行くのも怖くなり、最終的には2ヶ月以上引きこもることになりました。
今だから言えます。あの時、もっと早く逃げればよかった。
この記事では、私が11ヶ月間お局にターゲットにされた記録と、当時はできなかったけど今だから言える対処法、そして11ヶ月も耐えてしまった理由を正直に書きます。
「今の働き方、このままでいいのかな…?」
そんな気持ちが少しでもあるなら、まずは情報だけでも見ておくだけで未来が変わります。子育てと仕事の両立で毎日いっぱいいっぱいの看護師さん。
今の職場が辛くても、「転職する余裕なんてない」と思ってしまいがちですよね。
でも、効率よく働いて収入アップを目指す方法や、
自分に合う職場を無理なく探せるサービスがあるのを知っておくだけで、
選べる未来が増えます。
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なぜ私はお局にターゲットにされたのか
保育園優先で選んだ3つ目の職場
妊娠や出産を経て、私はすでに2回の転職を経験していました。3つ目の職場として特別養護老人ホームを選んだ理由は、正直に言うと
「近くに保育園があり、職員は優先的に入れるから」
というただそれだけでした。
子どもを預けられる環境が最優先。給与や人間関係よりも、まずはそこでした。
今思えば、この「保育園優先」という選び方が、すべての始まりだったのかもしれません。
病院見学も適当に済ませて、「とりあえず働ければいい」という安易な考えで入職を決めてしまいました。
入職6ヶ月目、何かがおかしくなった
最初の数ヶ月は、普通でした。でも、入職6ヶ月目を過ぎた頃から、お局看護師の様子が徐々におかしくなっていきました。
明らかに私への態度が変わったんです。仕事に文句をつけられるようになりました。それも、明らかに私だけに対して。同じことをしても、他のスタッフには何も言わないのに、私にだけ当たる。
理由は分かりませんでした。何が気に入らなかったのか、今でも分かりません。
お局にターゲットにされやすい人の特徴:
- 新人や中途採用者(私がそうでした)
- 大人しくて反論しなさそうな人
- 若い、または子育て中で弱みがある人
- お局と違う意見を言った人
- お局より仕事ができる(と思われた)人
私の場合は、「中途採用」「子育て中」「大人しい性格」という3つが揃っていました。
今思えば、格好のターゲットだったんだと思います。
お局にターゲットにされた11ヶ月の記録
ここからは、私が実際に体験した11ヶ月間の記録を、時系列で正直に書きます。
6ヶ月目:怒鳴られる日々が始まった
何を聞いても、大きな声で怒鳴られるようになりました。
「あなたにはわからないでしょ?この大変さが!」 「やってみれば?」
分からないから聞いているのに、突き放される。毎日が怖かったです。
7ヶ月目:言うことが毎日変わる地獄
もっと辛かったのは、お局の言うことが毎日変わることでした。
昨日は「こうやって」と言われたのに、今日は「なんでそんなやり方するの?」と怒鳴られる。聞き返すと、「そんなことも分からないの?」と鼻で笑われる。
そして、無視。申し送りでも、私にだけ目を合わせない。存在しないかのように扱われました。
お局がよく使うパワハラ手法:
- 毎日言うことを変えて混乱させる
- 人前で大声で怒鳴る
- 無視する、存在しないかのように扱う
- 他のスタッフの前で馬鹿にする
- わざと教えない、情報を与えない
私は、これら全てを経験しました。
8ヶ月目:休憩室に行けなくなった
一番辛かったのは、休憩室に行くのが怖くなったことです。
お昼ご飯を食べても、味がしない。「砂を噛む」とは、まさにこのことなんだと思いました。
家に帰っても、疲労感がひどくて、何もやる気が起きませんでした。子どもの顔を見ても、笑えない。「ママ、疲れてるの?」と聞かれるのが、一番辛かったです。
9ヶ月目:師長に相談したけれど
「もう無理かもしれない」そう思って、師長に相談しました。
でも、返ってきた言葉は…
「あの人は躁うつ病で、私もあきらめている。気にしないのが一番よ。」
取り合ってくれませんでした。何も変わりませんでした。
むしろ、相談したことで、さらにお局の態度が悪化した気さえしました。
10ヶ月目:夫に相談して、大喧嘩になった
限界を感じて、夫に相談しました。
「そんなに悩んでるんだったら、やめちゃえば?」
軽く言われました。
「そんな簡単なことじゃない!そんな風に冷たく言わなくてもいいじゃない!」
大喧嘩になりました。
夫は悪気があったわけじゃない。でも、あの時の私には、その言葉が冷たく感じて仕方なかったんです。
その後、夫は反省してくれて、労働基準監督署に相談する方法を調べて、資料を持ってきてくれました。それでも、私には訴える気力もありませんでした。
11ヶ月目:ある日突然、身体が動かなくなった
11ヶ月目のある日、突然、仕事に行けなくなりました。
身体が動かない。朝、起きられない。子どもを保育園に送った後、家に帰って泣きました。
もう限界でした。
退職を決意し、「労働基準監督署に訴えます」と伝えました。そうしたら、急に施設側の対応が変わりました。今さら何?その態度にもムカついて、結局、訴えることもせずに辞めました。
退職後:2ヶ月以上、何もできなかった
退職後、2ヶ月以上、何もできなくなってしまいました。
家事も最低限。子どもと遊ぶ気力もない。ただ、ぼーっとしているだけ。
「こんなはずじゃなかった」そればかり考えていました。
もう誰とも話したくなかった。仕事もしたくなかった。看護師なんて、やめたかった。
でも、どこかで「もう1回、看護師やらないとな」という気持ちもありました。
今だから言える、お局看護師への対処法
当時の私は、何もできませんでした。ただ耐えることしかできなくて、11ヶ月もあの地獄にいました。
でも今なら、違う選択ができる。今だから言える、お局看護師への対処法をお伝えします。
1. すぐに記録を残す(当時の私はやらなかった)
今だから言えること: お局に何か言われたら、その日のうちに記録を残すべきでした。
- 日付、時間、場所
- 誰が何を言ったか(できるだけ正確に)
- 誰が見ていたか(証人)
- 自分の気持ち
当時の私ができなかった理由: 記録を残す気力もなかったし、「これくらい我慢しなきゃ」と思っていました。でも、これが一番の失敗でした。
記録があれば、労基に相談する時も、退職交渉の時も、有利に進められたはずです。
2. すぐに信頼できる人に相談する(当時は9ヶ月目まで我慢した)
今だから言えること: 6ヶ月目の時点で、誰かに相談すべきでした。
- 家族(夫)
- 信頼できる先輩看護師(他の職場の)
- 転職サイトのアドバイザー
- 労働基準監督署
当時の私ができなかった理由: 「自分が弱いだけ」「もっと頑張らなきゃ」と思っていました。夫に相談したのも10ヶ月目。遅すぎました。
師長に相談しても無駄だったので、最初から外部に相談すべきでした。
3. 転職活動を早めに始める(当時は退職後にやっと始めた)
今だから言えること: 働きながら転職活動を始めるべきでした。
「次の職場がある」と分かるだけで、心の余裕が全然違います。
当時の私ができなかった理由: 「保育園があるからここを辞められない」という思い込みがありました。でも、実際には他にも保育園はあったし、病児保育という選択肢もありました。
視野が狭くなっていたんです。
4. 労働基準監督署に相談する(当時は退職時に伝えただけ)
今だから言えること: 師長が取り合ってくれなかった時点で、労基に相談すべきでした。
パワハラは違法です。我慢する必要はありません。
当時の私ができなかった理由: 「訴える気力がない」「面倒くさい」「もう関わりたくない」
夫が資料を持ってきてくれたのに、動けませんでした。今思えば、もったいなかったです。
5. 「保育園があるから」という理由で我慢しない(当時の最大の失敗)
今だから言えること: 保育園は、他にもあります。病児保育、一時保育、ファミリーサポート、いろんな選択肢があります。
「ここしかない」という思い込みが、私を11ヶ月も縛りつけました。
当時の私ができなかった理由: 視野が狭くなっていました。「この保育園を失ったら、働けない」と思い込んでいました。
でも、実際に退職して転職活動を始めたら、保育園付きの病院や、融通の利く職場はたくさんありました。
6. 3ヶ月耐えたら、もう逃げていい(当時は11ヶ月も耐えた)
今だから言えること: 3ヶ月耐えて改善しないなら、もうその職場は辞めていい。
私は11ヶ月も耐えましたが、何も変わりませんでした。むしろ悪化しました。
当時の私ができなかった理由: 「もう少し頑張れば、お局の機嫌が良くなるかもしれない」 「私が我慢すれば、丸く収まる」
そんな風に思っていました。でも、お局の機嫌が良くなることは、一度もありませんでした。
11ヶ月も耐えてしまった理由
なぜ私は、11ヶ月も耐えてしまったのか。今だから分かる理由を書きます。
理由1:保育園を失うことへの恐怖
「この職場を辞めたら、保育園に入れられなくなる」という恐怖が、私を縛りつけていました。
でも、実際には他にも選択肢はありました。視野が狭くなっていただけでした。
理由2:「私が我慢すれば丸く収まる」という思い込み
日本人特有の「我慢美徳」が、私を苦しめました。
「もっと頑張らなきゃ」「私が弱いだけ」「逃げるのは恥ずかしい」
でも、我慢しても何も変わりませんでした。お局の態度は悪化する一方でした。
理由3:「次が見つかるか分からない」という不安
転職5回目の今だから言えますが、看護師の求人は本当にたくさんあります。
当時の私は、それを知りませんでした。「次が見つからなかったらどうしよう」という不安で、動けませんでした。
転職サイトを登録して、情報収集をするのも手です。私は、ここから登録しました。自分の条件が合うところがあれば、気持ちも少しは楽になります。
理由4:師長が頼りにならなかった
「師長に相談したのに、取り合ってもらえなかった」
これが、私の心を折りました。「誰も助けてくれない」と思ってしまったんです。
でも、師長がダメなら、外部に相談すればよかった。労基、転職サイト、弁護士。選択肢はありました。
理由5:心身ともに疲弊して、判断力が落ちていた
11ヶ月も耐えているうちに、私の判断力は完全に落ちていました。
「逃げる」という選択肢すら、思いつかなくなっていたんです。疲弊しすぎて、何も考えられなくなっていました。
転職活動で救われた言葉
2ヶ月が過ぎて、少しずつ気持ちが落ち着いてきた頃、転職活動を始めました。
面接で退職理由を聞かれた時、迷いました。でも、正直に話すことにしました。
「人間関係でいろいろありまして…」
実際に言われたこと、やられたことを話しました。
「相手の方は躁うつ病があって、イライラのはけ口にされてしまって…」
面接官の方は、親身に聞いてくれました。そして、こう言ってくれたんです。
「そんなところ、早くやめちゃえばよかったじゃない。」
その言葉に、涙が出ました。私みたいな人間が、転職活動してもいいんだ。そう思えた瞬間でした。
この経験から、私は面接では正直に話すことの大切さを学びました。嘘をつく必要はありません。あなたの辛かった経験を、理解してくれる面接官は必ずいます。
特養と病院、私に合っていたのは
今は、急性期病院の外来でパート勤務をしています。
特養は「生活全般を見る」仕事でした。病気ではなく、日常生活のサポートが中心。でも、急性期病院は「体に起きているあらゆる異変を正常に戻す」診療のお手伝い。毎日、目まぐるしく忙しく働く。
それが、私の性格には合っていたんだと思います。
特養が悪いわけじゃない。ただ、私には合わなかっただけ。そして、お局がいたことが、決定的でした。
職場選びで大切なこと:
- 自分の性格に合った職場を選ぶ
- 「保育園があるから」だけで選ばない
- 病院見学でお局がいないか確認する
- 転職サイトで内部情報を聞く
私は、これらを全部無視して失敗しました。次の転職では、全部実践しました。
同じ悩みを持つあなたへ:今すぐできること
もし、今、お局にターゲットにされて苦しんでいる看護師さんがいたら、伝えたいです。
我慢しなくていいです。
あなたが悪いわけじゃないです。
逃げることは、悪いことじゃないです。
私も、もっと早く辞めればよかったと思っています。11ヶ月も耐える必要はありませんでした。
「保育園が…」「家族が…」「次が見つかるか…」色々な不安があると思います。
でも、あなたが壊れてしまったら、元も子もありません。
今すぐできること
- 今日から記録を始める
- スマホのメモでもOK
- 日付、時間、何を言われたか
- 信頼できる人に話す
- 家族、友人、転職サイトのアドバイザー
- 一人で抱え込まない
- 転職サイトに登録する
- 「次がある」と分かるだけで心が楽になる
- まずは求人を見るだけでもOK
- 3ヶ月耐えたら、逃げる準備を始める
- 改善しないなら、その職場は辞めていい
- あなたの心と体の方が大事
- 労基に相談する(無料)
- パワハラは違法
- 我慢する必要はない
まとめ:辞めて、正解でした
辞めて、正解でした。
あの時、「保育園が見つからないから」と我慢して、働き続けていたら、私はもっと壊れていたと思います。
子どもに笑顔を見せられなかった自分を、今でも責めてしまうことがあります。でも、あの職場から離れたからこそ、今の私がいます。
この記事を読んでくれた方へ。もし、少しでも「自分と同じだ」と思ったら、それだけで私は嬉しいです。
あなたは一人じゃありません。
我慢しなくていい。逃げていい。次の職場はある。
転職5回の私が、心から伝えたいことです。
転職活動をスムーズに進めるために
実は、私のまわりの看護師仲間は、けっこう【MCナースネット】に登録してる人が多かったです。
派遣や単発の求人が多いし、時給も「え、そんなに…?」ってなるレベルで高いのが多い。いきなり転職じゃなくて、まずは求人だけ見るっていう使い方もできます。
転職サイトのアドバイザーに相談すると:
- お局がいない職場の情報が聞ける
- 保育園付き・託児所付きの求人を紹介してもらえる
- 面接対策で、退職理由の伝え方を教えてもらえる
- 「次がある」と分かるだけで、心が楽になる
当時の私も、もっと早く転職サイトに相談していれば、11ヶ月も耐えることはなかったと思います。
迷ったら、まずは”見るだけ”で大丈夫です。自分に合う働き方が見つかると、本当に楽になります。



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